カテゴリー「シュタイナーいずみの学校」の11件の記事

2008年12月13日 (土)

622日目:M田記者の旅立ち!

「変」でしたか、今年の漢字…
昨年の「偽」が、ギョーザとかで今年も続いてたように、
「変」も今年というよりこれからかも知れません。政変、とか。

さて、今日は…

過去、似顔絵屋として、テレビやら新聞やらに出させてもらいました。

小学1年生の担任として、広報に写真が載ってたこともありました。

もう無いだろうと思っていたら、

…その手があったか!

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シュタイナーいずみの学校・保護者として、とっと夫妻登場!
他にふさわしい父母はいっぱいいるだろうに、とっと。

そして、感慨深いことに、この記事は、ある記者の最後の記事なのです。

北海道新聞、M田記者。
これを最後に退社し、なんでも中近東へ留学するのだそうです。
なんでまた。
きっと、北海道新聞伊達支局には二人しか配属されておらず支局長のオヤジ殿と常に二人っきりだったことと、何か関係あるのでしょう。

ともあれ、伊達で長く記者として暮らしてきたM田氏。思い起こせば一年半前、スマイルフェスタで似顔絵屋としてデビューしたとっとを初めて取材したのが、M田記者でした。以来、内藤大助の似顔絵、サミット似顔絵と、何かあるたびに連絡をくれていたのですが、その彼の最後の記事がとっとだとは、これも何かのご縁ということでしょう。

それで、以前から「一緒にメシでも」などと話していたのですがねえ。
昨日電話がかかってきて
バタバタしたまま出発しちゃって、もう北海道にいない、と。
…おごらずに済んじゃった。あ、いやいや惜しいことをした。中東に少なくとも3年、て言ってたから、ひょっとしたらもう会えないかも知れん。いや会うことがあっても、ヒゲはやして頭に何か巻いてて、気づかないかも知れん。

M田元記者よ、お元気で。
とっとを世に知らせてくれた人よ。
元公立校教諭のとっとを、「元公立高教諭」と…最後の記事でミスるあたり、最後までM田さんらしかった。涙の出る思いです。
ご活躍を祈念しております。了。

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2008年8月 3日 (日)

491日目:4月に何が起こったか③!

さっさが、家から居なくなって10日が経ちました…

遠く飛騨高山の、おじいちゃんおばあちゃんのところへ。
9才ひとり旅であります。

ま、完全に一人で行ければいいのですが、そうもいかず、23日の出発の日には豪雨で電車が止まって、仕事に出ていたとっとに替わって陽さんがレンタカーで空港まで送り…なんてスッタモンダを味わって出かけたわけですが。

かわいい子は旅の途中。さっさがこんなに交通機関に抵抗を感じず乗っていくのには、4月から電車通学をしていることが大きいでしょう。

…というわけで、

4月から、国内2校目の学校法人認可を受けたシュタイナースクール・いずみの学校がスタートしているのです!

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ジャン。
昨年まで伊達の街中で平屋プレハブ運動場ほとんどなし…
それまでとくらべたら、
夢のような環境へ引っ越してまいりました「いずみの学校」。

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運動場が、もんのすごく広いです。トラック300㍍はとれる…400いけるかも。いずみの学校、トラック競技やるんだっけか。
しかも、背後はスキー場備えた山、眼下に広がるのは海!
…またいずれ、その風景も撮りましょうか。

ここは言わずとしれた、チャンピオン内藤選手の元・母校。
豊浦中学校の移転に伴って、空き校舎をいずみの学校が改修して使用すると…

しかし、普通校舎を「いずみの学校」風にしていくのはなかなか大変で、
途中、負傷者(とっと)を出したりしながらも、教員保護者その他大勢、連日手弁当で成し遂げたのは、見事というほかありません。

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建物ごと伊達から引っ越してきた黒ウサギもご満悦。
この小屋は、昨年の4年生が授業で作ったモノ。

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ま、そんなわけで、もう1学期が終わってるのにこんな話をするのも気が引けますが、さっさの学校はじまってます、という話。

これでいいのだ。

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2008年2月13日 (水)

319日目:日本で二校目!

にほんで、
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にこうめ!
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 ああごめんなさい、祝賀ムードにとんだ冷や水。こんなふうにしか歓びを表現できない私をお許しください…

 「NPO法人シュタイナースクール いずみの学校」は、

 いわゆる「国公立」「私立」の学校ではないので、そこへ通うさっさは、形式的には近所の市立小学校を長期欠席している、という扱いになっています。
 当然、市立小学校にとっては不登校児を多く在籍させることになって、名簿に載せたり教科書準備したりするわりに顔も知らないという大変さがあり、こちらも悪いなーと何となく思いつつ。市教委も義務教育なんだからって形式的に「督促状」送りつけたり。
 ま、そんなのは大変さのほんの一部で、学習指導要領の枠外でやっていくのって、凄まじい労苦が必要なのだと、特にここの先生方には頭が下がります。

 しかし、ひとつ考えてみたい。

 上の写真のハシ、3年生のさっさが授業で造りました。

 先生が輪切りにした竹を、さっさは、「持つところに節がくるようなもの」を選んでナタで割り、小刀で削って形にしました。
 それから、植物性の油を刷り込んで仕上げますが、自分でクルミの実(この辺では公園でも山でも、よく見かけます)を砕いて絞って油分を取り出して塗ったそうです。

 NPOの学校ですから、給食、ありません。毎日の弁当に、さっさはMy箸を持参しております。
 とっとも、教員の末輩だったころには野外学習で生徒と竹ハシを造り、それで食事を…とやったことはあったけれど、クルミから油を、なんて思いもしなかった。一般の教職員の9割9分は思いもしないことだったでしょう。仮にやろうとおもえば、地域の経験者を外部講師として招くか…

 そうなんです。

 「外部講師を招聘する」とか、
 「歴史、文化、産業など、地域の教材を活かす」とか、
 「総合的な学習」とか、
 「生きる力」とか…

 文部科学省がしきりに「新たな学力観」とか「教育再生」とか言ってきたこと、公立私立の学校に、目指す姿として打ち出してきたもの、
 文科省の管轄の外からやってきたこの学校に、理想的に備わっていたのです。

 とっとも最初は、「シュタイナー」「ヴァルドルフ」「フォルメン」「オイリュトミー」などなど不思議なカタカナ語の嵐に面食らって、「???」の毎日でしたが。

 一本の、ちがった、二本のハシから見えてきたのは、ドイツで生まれて世界で育ったシュタイナー教育というのは、日本の文化や教育の求めるものから外れてるどころか、ひとつの理想を示しているということ。もうちょっと色々とっと向けに翻訳してほしいけど。

 それを信じて、私立の学校としてやっていこうと奮闘してきた方々に、感謝。

 そこに気づいて、かどうか、この児童数減少のご時世にもかかわらず新しい学校を認可することに踏み出した北海道庁の英断に、感謝。

 「NPO法人シュタイナースクールいずみの学校」は、4月から「学校法人北海道シュタイナー学園 シュタイナーいずみの学校」に生まれ変わることに!昨日12日の私学審議会で、決定したてホヤホヤ!おめでとー!

 さすが室蘭民報、一面の扱いだった。→「室蘭民報WEBニュース」

 全国で二校目の大事件。移転する場所は、あの内藤大助選手の母校…が移転するのでその跡地。話題性も充分だ。けれども「室蘭民報」勢力圏外では、まだあんまり知られてないのかな?…と思い、書いてみましたが。

 しかし書いてるうちに、別のことが気になり出してしまいました…
 「にこうめ!」の駄洒落、「二小梅」のことだろうか「二個梅」のことだろうか。

 いやそんなことより、ハシを例に語り終えることができて良かった。↓この裁縫セットも全て、さっさが布染めたり木を削ったりで造ってきたけど、最早とっとの理解を超えてて説明不能。了。C0000060

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2007年11月17日 (土)

231日目:カンバン制作中!

このブログにたびたびご登場いただき、陽さんとともに奇妙な行動を…もとい、
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毎日を豊かに過ごしておられる、さっさのクラスメイトU作のお母さんが、本日誕生日を迎えました!おめでとうございます!

陽さんとさっさが何かお祝いを準備しておりましたので、わたくしからも…
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ここ数日マイブームの、折り紙ヒコーキをプレゼントいたします。

左は「怪獣トロトロ」という名の変わり種ヒコーキです。一度ホップしてから緩やかな下降に転じる軌跡は、ドカベン里中の秘球スカイフォークを連想させます。また、右は「スカイキング」といいまして、全日本折り紙ヒコーキ大会で滞空時間記録をつくった機種であります。さきほど家の外で飛ばしたら7秒間飛び続けました。

嗚呼…はたらかず、妻の前でちいさくなり、紙ヒコーキにうんちくたれていては…まるでバカボンパパ。

さてさて。

パパといえば、いずみの学校にも当然お父さんたちはおりまして。手作り学校の「いずみの学校」、いたるところ親父力が活かされております。例えば夏休みの最後につくられたここ。
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いいよね~、学校できて何年も経ってから、門。都会の公立だったら、鉄のフェンスに防犯カメラとセンサー付きだ。

余談ですが、時代劇でお馴染み「さすまた」まで常備されている学校も。不審者対応にはとても良い武器なのだそうで…。とっとはかつて、学校に配備された「さすまた」を見てあんまり物々しいので、金色のテープをきれいに巻いて「ゴールデンさすまた」と命名し、インテリアとして鑑賞にたえるようにしておいたことがありますが。…それに比して、平和でいいね。学び舎らしいと思います。

3ヵ月前でしたね。パパの一人・Lさんの指揮の下、これがつくられたのは。

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3ヵ月前

その時、とっとは門柱に取り付けるカンバン制作を頼まれていたのですが。

C0000121 …今やってる。

昨年まで授業で教えるのに使っていた彫刻刀、持ってきてよかった。

C0000122 アクリルカラーの白で下塗りを…

C0000126 …本日ここまで。

できあがりまで写真で追っていこうかと思っていましたが、限界です。何しろバカボンパパモードで、ヒコーキ折ってる時間が長かった。
以上。重要な「ホームページづくり」から逃避している、本日のとっとでした。

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2007年11月12日 (月)

221日目:さっさ誕生日会!

たとえば、さっさの月曜日の時間割、

「メインレッスン」「しゅげい」「えいご」「たいいく」…と、なっております。
ちなみに他の曜日には「オイリュトミー」「フォルメン」等々の時間もありますが、それが何なのか私に尋ねるのは止しにしておいてください。

手芸。

芸術とか手仕事とか、シュタイナー教育において、とても大事な部分でありまして、例えば先日などは、さっさの担任先生からとっとに℡が。
「これから芸術の時間に『ダイアトニック』の笛を使うのですが、ご準備されていますか?」
「(…?タイタニック?ヘアトニック?)…はあ…」
ちんぷんかんぷん。「アルトリコーダー」「ソプラノリコーダー」以外の笛が??…この学校には毎度、さまざまな発見が、あるのであります。

手芸のレベルは…
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さっさ、すげ~!

父ちゃん一生追いつけません。

「みみ当て」がアゴの位置に来ているのはご愛敬。

ちなみに、編み棒も枝を削った自作だった。

他の子の作品を見ると、白地に赤い模様の入ったものなど様々で、レインボーカラーはさっさ一人。自分で毛糸を選んだのだそうで…。

昔は、赤も橙も桃も区別がつかずに全部「あか」と言っていたのが、9才になってグラデーションを意識して帽子を編むまでになったのか…う~ん、感慨。
…という話を、さっさの誕生日会で語らせていただきました。

誕生日会。

学校で、両親をまねいて、時間を割いて行われます。陽さんは、そこへ持参するお菓子作りのことで前日からヒートアップし、打たれ弱いとっとはただただ小さくなるばかり。…いやともかく、学級の大切な行事として、祝ってくれるのであります。

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「おめでとー!」
声をかけられながらまわり、踊り、羽を付けて飾ってもらったさっさは席に着きます。
中央のろうそくに火がともされ、陽さんととっとで、さっさのこれまでの話を少々。クラスメイト達がとても興味深げに聞き入ります。元教員のとっと、子ども達の前で話すなんて半年ぶりでありました。

続いて、友達からプレゼント!
「鉱山で手に入れた石」「手編みのポーチ」「お母さんと作ったパン、ジャム」など。
先生からは、詩のプレゼント。
金品じゃなくて時間をかけてくれる。本当に有り難いことです。

場所をかえ、おやつタイム。
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さっさの誕生日に余市町でくしを買った話を先日いたしましたが、そのとき、お土産にと冷凍してあった余市産のサクランボをいただいていたのです。大好評のおやつでありました。
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ああ、忘れていたなあ。大人とスキンシップをとりたいのだよなあ、この子たち。なにしろ私、長い間、中学校という無闇にスキンシップをとってしまうと罪になってしまう世界に身を置いていたものだから。

親をゲストに、誕生会。いいですねえ。誕生日とか、記念日とか、年中行事や季節の移り変わりをきちんと体感させてくれる学校は素晴らしい。…と、おやつのケーキ作りにノータッチだったとっとは、単純に思うのでありました。了。

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2007年9月13日 (木)

165日目:清掃当番!

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ああ、お辞めになってしまうのですねえ。

前首相やプロ野球の新庄選手のように早くから予告する方もいれば、
“突然”の方もいる。

ま、辞めたら暫く休養して、お遍路さんに出かけて、それから、「似顔絵屋」でもはじめると良いと思います。

とりあえず「とっと」のタイトルバナーからも“引退”していただくことと相成りましたが、

いつの日か「アイシャルリターン」…となりますでしょうか。

…とっとは、ああまたヒマな日々。
ただ、今日は、いずみの学校の「清掃当番」になっておりまして、出動しました。

たま~に、父母がやるのです。
一般に、どの学校にも居る「公務主任」「公務手」「用務員」などと呼ばれる人が、ここには居ないのです。
雇う金がない「父母と共につくる」という美しい理念があるからです。

もちろん、普段は子ども達が掃除をしているのですが、
特に、低学年の子では届かない場所危険を伴う場所がありますから。
とっとは、廊下・トイレを主にゴシゴシとやりました。
結構きれいで、普段の掃除ができているのがわかりました。が。
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ああ学校のトイレの掃除なぞ、じつにひさしぶり。
大量のトイレットペーパーを整頓して片づけて。
こういう本能に根ざした悪戯のできる余裕はいいなあ。
一方、女子トイレの方は予備のペーパー二つが上品に置かれ、いい感じでした。
ところで、いずみの学校は建物の枠こそプレハブですが、床もかべも天井も、木造。板張りです。ぬくもりあります。当然、トイレの床も板ですから、並の学校ならばとうの昔にこぼれた小水で腐って抜けている。何年も経つのに清潔を維持しているのは、ここの質の高さだと思います。…しかも悪戯許容しながら。

今日は掃除からいいこと学べたなあ。

でも、終えて家に帰るとまたヒマだ。
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おやつのヨウカンかじっていたら、偶然、北海道の形になった!写真に収めねば!

…呆。

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2007年9月11日 (火)

164日目:舞台衣装!

先日のブログで書き忘れたことがありました。

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忘れてました。伊達の別名は「北の湘南」。北だか南だかはっきりしろ!という異名。
奇しくも新参者の彼女たちが、それを証明したカタチです。

シュタイナーいずみの学校の保護者達、まちの新参者だからといって、全然おとなしくしてないもんね。会社つくったり商売始めたり農園やったり。海もそうだが、今までに無いことやる。とっとの似顔絵屋も、その方向だ。

でも前から住んでる人が、それら個々の活動をも「シュタイナー学校」のフィルターを通して見てしまうと、「あやしい人たち」とか思われやすいのだろうなあ。
とっとも保護者の一人として、声を大にして訴えておかねばならん。みなさま、いずみの学校の関係者は、決して怪しいものではありません。少し、変わっているだけです。

そういえば、9月29日の行事「ミカエル祭」なんていうのも、「何それ変な宗教?」と勘ぐる人が必ず居そうなネーミングではあります。もちろん大天使ミカエルのことだから、宗教と無縁ではないでしょうが、…要は演劇です。と、怖いもの知らずの独断で言い切ってしまいます。その劇の内容だって、今年は「さよ姫御前」が竜の生贄に…という奈良時代が舞台の民話。「ミカエル祭」という名前になじみがないだけで、親は「見て帰る祭」という点で、学芸会と一緒。ただ、参観者も共に雰囲気を作るという点で、劇を見に来た人が携帯鳴らしたり物喰ったり大騒ぎしたりフラッシュ焚いたりして雰囲気ぶち壊す一般(の多くの)学芸会とはまったく違います。
も一つ違うのは、舞台衣装の制作など、行事のかなりの部分に親が関わること。
今日は、とっとがYさん宅に出動です。
衣装の布選び。…良かった、縫うんじゃなくて。

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しかし、奥さん方が集う場にとっとも…なんて、想像もしなかったなあ。
まだまだ、舞台装置(といっても、演技重視で衣装も装置も最低限というのが方針だから少しですむけど)の準備などがあるから、何度か集まることになりそうです。本番まであと18日…って、昨年「体育祭まであと○日」などと生徒にハッパかけていたのを思い出しました。またレポートします。

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2007年8月18日 (土)

140日目:就学督促状!

※珍しく文字ばかりです

今さらではありますが…

娘さっさが通うのは、NPO法人の運営する“フリースクール”、いずみの学校です。
公立の学校でも私立の学校でもありません。
だから、公的には「在籍」する公立小学校が別にあり、統計的には「不登校」としてカウントされている…と思います。

今は、全国で二校目の、「学校法人」として認可されたシュタイナー学校をめざしてがんばっているわけであります。…が。

市役所(学校教育課)から書状が届きました。
教育長名で、

「就学の督促について」だと。
これはオモシロイ。

一般には馴染みのないものであろう。こう書かれてありました。
「あなたのお子さんは、いまだ在籍校に就学しておりませんので、学校教育法施行令第21条の規定に基づき出席の督促をします。」以下、学校名・学年・氏名・担当者名。

う~ん、よく分からんものが届いたなあ。書いてある文は、1分で入力できるような分量だが、それをわざわざ配達記録のおまけ付きで金かけて届けた割には、「第21条の規定に基づき」って、何だろう。ま、元教員だから、勉強不足といわれても仕方ないが、でもこんなふうに書かれても国民の9割9分知らんのじゃないかなあ。…調べてみた。今の私には、定年後に新聞投書を趣味にするおじさんと同等の時間的余裕があるから。

(学校教育法施行令第21条)
「市町村の教育委員会は、前条の通知を受けたときその他当該市町村に住所を有する学齢児童又は学齢生徒の保護者が法第22条第1項又は第39条第1項に規定する義務を怠っていると認められるときは、その保護者に対して、当該学齢児童又は当該生徒の出席を督促しなければならない。」


…なんだか難しい文だけどね。でも、数分あれば入力できるよなあ。届いた紙の下半分空いてたし。「第21条の規定に基づき督促します」だけ言われても、不親切というか、感じるのは威圧感。
でも、「督促しなければならない」なんてあるから、ああ、役所も法に従い仕事でやってくれているのだなあ、と、思えなくもないのだが、しかし。
こんな資料も見つけたよ。ヒマだから。


(18年3月30日の初等中等教育分科会・企画課長による説明)
「…出席させないことに正当な理由がないと認められるとき、そういう場合に、校長は、学校教育施行令第20条に基づきまして、市町村の教育委員会に対しまして通知をしなければならないことになっております。その通知を受けた場合、及び市町村教育委員会として保護者が就学義務を怠っていると認めるとき、こういう場合には、学校教育法施行令第21条に基づきまして、市町村教育委員会は保護者に対して出席の督促をすることになっております。次に、その罰則がございます…」

つまりだ。督促状がとっと家に届いた要因には二つのパターンが考えられるということ。
ひとつは、市立●●小学校の校長が「とっとは正当な理由なく娘を学校に行かせていない」と、教育委員会に報せた。
もうひとつは、教育委員会が、「とっと家が『教育を受けさせる義務』に違反しとる」と判断した。
どちらにせよ、市の教育委員会の判断したことなわけだ。

この督促状は、市が、シュタイナー学校に行ってるから公立小に行かないことを「正当じゃない」と考えている証拠なのだなあ…なるほど。だって上記21条、裏を返せば、校長か教育委員会かどちらかが、シュタイナー学校に通うのを正当な理由だって考えれば、督促の必要はないのでは?
この町にシュタイナーいずみの学校があるのは何年も前からの周知の事実。それを、毎年、本当にどこにも通わせていない親と一緒くたに、罰則附きの督促状を送るのは何故?
そう。罰則附き。「督促に応じない場合は10万円以下の罰金」とあるもんね。無職とっと家10万円とられたら…きゅう…

でも、数年間督促状だけで罰則に踏み切らないのは、市が温情を示している、と善意に捉えてみてもいいかな?…けどなあ。
この文書受け取って、恩は感じないよね。
問題は、この文書以外に何もない、ということ。

まさか「法」や「罰則」をちらつかせたら不登校問題が改善するとは、誰も思わんよね。国レベルなら、それもよし。でも、市民と直で関われる立場の「市」ですから。この文書でどうしたいとか、だめなら次の手とか、作戦もってないと。

とっとの結論。この町の小中学生、全部で2000人弱しかいません。この督促状送る対象の人、いずみの学校があるとはいっても100人程度では?…なら会えば?です。どの家庭がどういう状態・どういう考えか、じゅうぶん掴める数ですよ。
とっとは昨年まで美術の授業で500人以上を受け持って成績も付けたし、学級閉鎖の時に36件全部3時間で家庭訪問したこともあるからそんな意見に達する。
年度当初は、風邪で休んだ子のところにも家庭訪問するもんね。で、家庭も色々だから、それが嬉しいところと迷惑なところが当然ある。その後に、この子のこういうときは、家庭訪問がいいのか電話がいいのか友達に伝えてもらった方がいいのか等々作戦練る。

市には、そういう「市民の担任教師」みたいな作戦立てが出来るかな~。作戦つまり「ねらい」をもつということは、心意気です。「あいつらはただ休んどるのではなく、違うカリキュラムだけどしっかり学んどる。ちゃんと理由がある。」と、心意気で判断したり、「教育長のハンコつく手間や郵送費は税金の無駄。ヒマ見つけて直接顔見て話せ」と太っ腹なところを見せたり。そういうの、無理かな~。

以上、とっとの長い「ひとりごと」でした。←ここ強調しとかんとね(三河弁)。
国レベルでは、フリースクールに通う子を「就学の義務」を果たしているとみていいか議論中だし、不登校でも卒業できるから督促なんて「形だけ」になってるんだけど、だからこそ無駄に思えてねえ…この文書…。了。

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2007年7月13日 (金)

104日目:いずみの学校の全校集会!

ここのところ、さっさを寝かしつけるのと同時に自分も寝ちゃって…昨日のことを報告する形になっております。ご了承下さい。m(_ _)m

シュタイナーいずみの学校は、NPO法人の運営するフリースクール、という位置づけですので、娘さっさの学籍は市内の公立小学校にある、という形になっているわけです。

それが、ここ数年の各方面への働きかけにより、来年度から学校法人としてスタートをきることができるかな、というところまで来たようです。様々な制度上の問題をクリアするために、理事の方々は頻繁に道庁へ出かけていくなど、それはそれはご尽力なさっております。…あとは金です。

大金持ちが、ぽ~んと億単位の金を出してくれないかなあと夢想したり、お小遣いを出し合ってジャンボ宝くじを購入したりと、それはそれはご尽力なさっておられるのです。

NPOの会員の方々からも寄付を募らねばという自給自足状態。そのおしらせ用の挿絵を依頼されたので、私の絵などでシュタイナー教育発展の一助になるならばと、日々それはそれは涙ぐましい努力をされている皆様に敬意を払って…
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誠心誠意、大まじめにふざけて、描かせていただきました。で、
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2枚提出して、どちらかを使って下さいとお願いしておきました。さあどうなるかな~。

さて、今日は「いずみの学校」の全校集会。あさってから夏休みにはいるので、一学期最後のまとめの集会です。全校集会といっても、上記の絵は学校法人化が叶ったときの空想図。今はプレハブの中40畳に収まる人数。これに、保護者の希望者先着数名が参観します。とっとも見て参りました。
Pic00005_8 1年生から12年生までが順番に、いわゆる「学習発表」をしていきます。いずみの学校らしさが、随所に表れておりました。
 さっさのいる2・3年生(複式学級)。「国と申せば大和の国、まつら長者と申して、……」と、習っているお話を朗読したり、九九(といっても十二の段までやっているが)を唱えながらお手玉をキャッチしたり。
 この、直接手に触れるアイテムとしての「お手玉」が、Pic00006_5いずみの学校ではよく用いられているようでした。一年生は隣の子に手渡ししていたし…、学年が上がるにつれてレベルアップし、もう、私が残りの生涯をお手玉のために捧げたとしても追いつかない世界まで到達してしまいます。
 お手玉だけじゃなくて、さっさの習ってくる編み物もだし、教室でカイコを育てて糸を取るような体験も、うらやましいなあ、と思うばかりです。Pic00008_5 
←…何処の言語だったっけ…
学習指導要領の外の世界って広いよなあと、つくづく思いますね。

 「芸術」は、シュタイナー教育の中核をなしております(…と書いてしまって大丈夫かどうか全然わからないとっと)。ので、楽器の演奏も、学年を追ってすばらしくなっていきます。Pic00004_10 音楽はさっぱりのとっとでしたが、6年生のリコーダー、特に高音の女の子たちはきれいに響いていたなあ。…と、褒めてばっかいると、ここに通っているのが特別な(優れた)子ばかりのように考えてしまいがちですが…Pic00007_4
後ろの方から見ていると、こういう発見が楽しいね。
 それに、高等部の発表になると、「肥溜めの糞尿を運んだ話」など、聴衆の気持ちを惹きつける話題は何かということを、ちゃんと分かっていらっしゃる。
  でも、いずみの学校の子たちの「普通さ」というのは、そういうのを無自覚に発するのではなくて、場の雰囲気を感じられるのだよなあ。羽目をはずすと周囲がたしなめ「ああすまん」という感じだものなあ。そういう下地があるから、高等部で、小説原稿800枚書いている子、今日は交換留学のために参加していない子がいたり、農業実習に出かけて鶏を「絞め」たりと、多様な活動ができるのだろうなあ。Pic00003_13
  P先生は以前いずみの学校で音楽の指導をされていた方です。
 とっとも音楽の先生とずいぶん出会ってきましたが、優れた先生って、よどみなく流れて、音楽に乗せるというより授業そのものの流れに生徒を乗せてしまいますね。P先生が、そんな感じ。初めての歌でも、いつの間にか口ずさんでしまいます。

 いずみの学校は、これで週末から夏休み。通信簿もなく。北海道で長期休暇。いいねえ。ただ、授業はもっとやってほしい。さっさが家でさんざん練習してた「まつら長者」の話、まだ途中までしか習ってないんだ。話の続きが気になって気になって。担任のO先生、とっとにだけでも教えて下さい。了。

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2007年7月 6日 (金)

97日目:たなばた!

本州が豪雨に見舞われる今日このごろ。
こちらは午後からほどよく晴れましてm(_ _)m
半そで3割 長そで7割、うち半分は上着も着用、という人たちが集う、夏の北海道・シュタイナーいずみの学校。今日は「フラワーフェスティバル」に続く学校行事・七夕です。児童たちは昼にいったん下校し、夕方6時に服装を変えて再登校です。参観の保護者も集います。

しかし、はじめの言葉。
“NPO法人シュタイナースクールいずみの学校の七夕行事”を始めます…では、なあ。
かっこいいの考えんと。…七夕…七…夕…セブンイブニン……やめた。

今回も、美しい笛の音からスタートです。娘さっさも、♪さっさあの~は~さあらさら♪を、一生懸命ふきました。そして。
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そして「七夕の始まり」の野外劇が始まったのです。
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牛飼い役は、きびきびしていて良かったなあ。牛役も、いい味出してました。しかし…

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Pic00002_16 天女たちは、羽衣を木にかけ、水浴をするのですが、衣をかけられた彼は、身じろぎひとつしない。手をあげたまま。
りっぱだ。
おしいなあ。彼が公立小学校にいたなら、間違いなく「前へならえ」のチャンピオンになれたのに。と、不謹慎に思いつつ。

で、木にかけられた羽衣の一つを牛飼いが隠し、それを返す代わりに俺と結婚しろと、織り姫に迫るわけです。ひどい話ですね~。でも、一男一女をもうけるわけですから。その辺の倫理観はよくわかりません。

「木」役の彼は、台から降りました。ご苦労様。
ところが、織り姫が地上で母ちゃんになっていることが天界にばれたとき、再び「彼」の出番がやってきたのです。
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天の帝。我が目を疑う突然の出世。…いや、職業に貴賤無しだが、でも、彼の出世ぶりには、劉邦もジンギスカンも秀吉もかなわないでしょう。何しろ、木から天帝ですから。おまけに、先ほどの木と同様、振りかざした剣をピタリと止めて動きません。この後、牽牛と織り姫が年に一度出会えるところまで話は進みますが、もう動きません。彼のMVP(選考とっと)はこの時点で決定です。
劇が終わると、願い事を書いた笹を燃やします。中央のたき火に、一学年一本の笹をもってきては、くべます。穏やかに晴れ、風も少ない。燃やすには丁度良い状況でした。
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この、燃した跡に残る「灰」は、一人一人の小瓶に入れ、持ちるのだそうです。水に流して願いを成就させるのだという…

シュタイナー教育というと、「西洋のもの」というイメージが先行しやすいけれど、こういう、郷土や祖国の良さを活かす行事のもちかたはいいですね。とっとは以前、公立中学校で願い事を書いた笹を燃やそうとしたら「近所から」「消防が」と、ストップがかかったもんなあ。音楽や劇で行事を丸ごと味わおうとする姿勢、いいなあ。良くないことといえばせいぜい…

“これで、NPO法人シュタイナースクールいずみの学校の七夕行事を終わります”

…なんか、かっこいいネーミング、ないものかなあ。了。

P.S. ネジャさんから、「オイリュトミーって何?」というご質問があったので。

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Book シュタイナー教育とオイリュトミー―動きとともにいのちは育つ

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…勉強して下さい。わたしは…<(_ _)>かんべんしてください(?_?)

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